
写真:会場の様子
講師は頃末憲次氏(JRA日高育成牧場・生産育成研究室専門役)がつとめ、下記内容にて講演がおこなわれた。

写真:講演者の頃末憲次氏
講演内容:
1、「仔馬の飼養管理について」-分娩予知と離乳までの管理-
客観的な分娩予知を可能にして、繁殖期の牧場の労力とストレスを軽減することについての研究発表があったほか、講師がアイルランド研修時に学んだ分娩管理方法についても紹介され、「産まれた当歳馬に初乳を十分量摂取させることの重要性」、「ホルモン剤投与による空胎馬への泌乳処置」、「離乳の適切時期と方法について」、「クリープフィードによる母乳だけでは足りない栄養補給の必要性」などについて紹介された。
②「競走馬の育成調教について」-馬の自然な走行フォームについて-
「馬自身のバランスでの走行」を重視し、これを「ニュートラル」と呼ぶことを講演のテーマとして、人が馬を支配するのではなく、リードすることが重要ではないかと述べられた。ヨーロッパの一流ジョッキーの騎乗動作を例に、馬の重心と騎乗者の重心を鐙のワンポイントで一致させる事が理想であると解説。「馬上の時間は少ないので日頃からバランス感覚を養うこと」や、「スリーポイントとワンポイントの違いについて」、「アイルランドで行われている初期馴致の方法」など多くのVTRを用いて分かり易く解説された。最後に「馬は馴れる動物なので、馬に考える時間を与えて教えることが、互いにより良い関係を築くことにも繋がる」とまとめられた。
2時間を越える講演後、質疑応答の時間が設けられ、参加者からは講演内容についての意見や日頃疑問に感じていることについて質問が投げかけられ、最後まで有意義な講演会となった。
■講演会に関するお問合せ先:
胆振軽種馬農業協同組合
〒059-0901
北海道白老郡白老町字社台335
TEL:0144-82-2681
FAX:0144-82-4449
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